エンジニアはキャリア棚卸しが大切

皆さんは「キャリア棚卸し」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

棚卸しとは、お店の中にある商品の実在庫と、データ上の在庫とを照らし合わせて、あるべき商品があるかどうか、売り上げの漏れがないかどうかを確認する作業のことです。
コンビニやショップなどで働いたことのある人であれば、経験した方もいるのではないでしょうか。

キャリア棚卸しとはこれのキャリア、つまり実績版になります。
自分に今までどのような実績や経験、スキルがあり、これから何を身に着ければよいかを確認する、自己分析の作業だと思っても良いでしょう。

エンジニアにとっては、このキャリア棚卸しを行うことがとても重要になります。
それは、エンジニアの世界が実力主義の傾向が強いからです。
年功序列よりも本人の実力や実績が重視されるため、スキルを積み重ねていれば、年齢が若くとも出世、活躍できるのがIT業界です。

しかし、自分の実力を適切に把握していなければ、実力主義の世界では生き残れません。
活躍が難しいだけならまだよいのですが、分不相応の仕事や案件を受けてしまい、納品ができずクライアントに迷惑をかけてしまうかもしれません。

逆に言えば、自分の実力を知り、自分にできる仕事の経験を積み重ねつつスキルアップすれば、IT業界で活躍することは決して夢ではないということです。
スキルアップの方法としては、会社で開催されている研修の他、一般で開催されているセミナーやプログラミング講座などを受けることも手でしょう。
自分を知ることは、成長の第一歩なのです。